長期の継続サービスの契約では現金の一括払いは危険|クレジットなら被害回復も

資格試験講座や英会話教室、ちょっと変わったところでは歯科医や美容医療などの継続サービスで料金を一括で前払いする契約も多いものです。

例えば6ヶ月コースで60万円を前払いするようなケースです。

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これを現金で支払った場合、途中で業者や医院が倒産したらサービスが終わっていなくても支払ったお金は返ってきません。泣き寝入りするしかないということです。

 

しかし、クレジットカードでリボルビング(分割)払いを選択していた場合は、サービスの債務不履行という状態になるので、割賦販売法の支払い停止抗弁を主張できる可能性があります。

支払い停止抗弁とは、販売店と消費者の間に債務不履行などの問題が生じた場合は、消費者はその問題を理由としてクレジット会社に対して支払い停止をするという抗弁ができる制度です。(ただし、2ヶ月を超えない一括支払いのクレジットカード取引については、この支払い停止抗弁は適用されません。)

 

商品が手元に残る買い物であれば一括払いで良いと思いますが、何ヶ月もかかる継続サービスの契約の場合は販売店が倒産したり事業を止めてしまうというリスクがあるため、前払いはお勧めできません。

 

そんな時にはクレジットカードを使ってリボルビング払いを選択すれば、業者の破産や事業中断以後の支払いを拒むことも可能です。状況によっては前払い分(既払い金)が返金されるケースもあります。

 

何ヶ月もかかる継続サービスは費用も高額になることが多いため、現金があったとしてもリボルビング払いにした方が安全です。リボルビング払いには利息手数料がかかりますが、それを考慮しても取引の安全性保証の観点からカード利用をするメリットが大きいと言えます。

 

このようなケースでは、クレジットカードを新規に作ってでもカード利用した方がいいですね。

 

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